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ケープサイズバルカーLPG燃料船設計基本承認AiPの取得について

今治造船株式会社はこのたび、日本海事協会(ClassNK)よりケープサイズバルカーLPG燃料船のAiP(Approval in Principle:設計基本承認)を世界で初めて取得しました。

今回取得致しましたAiPとは、本基本設計をClassNKが審査し、基準を満たすと承認されたことを示すものであり、「載貨重量18万トン型バルカー」を対象として、三菱造船株式会社の協力を得て検討を進め、最適な項目を精査し集約しました。

近年の国際的な温室効果ガス(Green House Gas:GHG)削減への取組として、造船所としても幅広いニーズに応えられるよう、環境に配慮した代替燃料の一つであるLPGを燃料として使用する船舶の研究・開発を行いました。

開発に際し、LPG特有の物性・特徴も考慮する必要があるため、各設計に対するリスクアセスメント(HAZID: Hazard Identification Study)も実施し、安全性と信頼性をより高めた設計としております。

本設計の特徴として、常温高圧のLPGを取り扱う設計とすることで、自然発生する気化ガス(Boil Off Gas)に対する特別な配慮が不要となり、運航時の船上オペレーションが容易となります。また、ステンレス材等の低温材料、深冷防熱を使用する必要がなくなることで、コスト競争力についても、十分に考慮された設計としています。

LPGタンクは船橋後部への配置として計画・設計し、日本・豪州間の往復分の航続距離を確保しており、LPGの本船への供給に対しても、インフラ設備・供給拠点が世界的に整備されており、運航面に対しても柔軟な対応が可能であることも、今回の開発に至った経緯となります。

当社では今後も環境に配慮し来る環境規制に着実に備え、効果的なソリューションの研究を進めてまいります。