7月13日、海事三学会合同表彰式が海運クラブで開催され、当社で2017年10月に竣工した“MOL TRUTH”が
シップ・オブ・ザ・イヤー2017を受賞致しました。
授賞式には、多くの関係者が来場され、株式会社商船三井社長の池田潤一郎様と当社檜垣幸人社長が
シップ・オブ・ザ・イヤー2017の賞状と記念品を頂きました。
同賞は、公益社団法人日本船舶海洋工学が主催し、2017年に日本で建造された船舶を対象として、技術的・芸術的・
社会的に最も優れた船舶1隻に与えられるものです。
本船はスエズ運河通峡可能な最大船型をターゲットとして株式会社商船三井殿と当社によって計画、竣工後は
Ocean Network Express Pte. Ltd.が運行する欧州-アジア航路に投入され、コンテナ海上物流の重要な役割を
担っています。また、本船は世界でも最大船型であり、国内で初めて建造され、当社グループにとっても
20,000TEU型コンテナ船のロット建造を可能とするため丸亀工場に国内では約20年ぶりとなる新ドックを建設し、
その建造が実現した記念すべきシリーズ第一隻目でもあります。
全長400mからなる本船の大型化によるスケールメリット、様々な省エネ対策が評価されての受賞になりました。
授賞式の最後に、受賞者を代表して株式会社商船三井の池田社長様がお礼の挨拶を述べ、
「日本海事クラスターは厳しい状況下に置かれていますが、本船のプロジェクトのようなチャレンジングな取り組みや
新技術への絶え間ない努力があれば、日本海事クラスターは引き続き世界を引っ張っていける存在になると思います。
今回の“MOL TRUTH”の受賞が新しいチャレンジのきっかけになることを祈念します。商船三井も今治造船も引き続き
日本海事クラスターをリードする存在として邁進します。」と今後の決意を新たにしていました。