石井啓一・国土交通大臣が9月13日、香川県丸亀市昭和町の当社丸亀事業本部で、最新の造船技術などを視察されました。
石井大臣は今回、国土交通省の羽尾一郎・海事局長や瀬部充一・四国運輸局長、浜田恵造・香川県知事らと丸亀事業本部を来訪されました。
石井大臣は午後2時過ぎ、丸亀事業本部に到着。役員会議室で会社の概要や建設中の船型開発用試験水槽などについて説明を受けた後今治造船グループの頭脳ともいえる設計本部を訪れ、3D設計や塗装3D―VRシミュレーターのビデオをパソコンで説明を受けられました。この後、檜垣和幸・代表取締役専務の説明を聞きながら、組立第一工場と第二工場で人工知能を搭載した平板部材用溶接ロボットや立体ブロック用溶接ロボットを視察し、建造中の船を見学されました。
続いて、メガコンテナ船など大型船の建造に向けて建設が進む3号ドックに移動し、高さ93メートル、国内最大の吊り能力を持つ1330tゴライアスクレーン1号機の最上部に上り、5300人が働く丸亀・多度津地区の今治造船グループ関連工場群の操業や雇用状況についての説明に大きくうなずかれていました。
視察の最後に、石井大臣は第3ドック西端から建設中の大型ドックの全景をご覧になり、テレビ局のインタビューに、「国土交通省は今年、生産性革命元年と銘打ち、その一つとして船舶の設計、建造、運搬全般にわたって生産性を上げるi-Shipping(アイシッピング)に取り組んでいます。本日、実際に今治造船丸亀事業本部を見せて頂き、アイシッピングの先端を走っていると実感しました」と話されました。