今治造船株式会社は3月28日、西条工場で最新鋭178,000m3型LNG船を進水致しました。本LNG船は2017年に竣工し、完成後はスペイン船社Elcano社経由で、スペインガス公社Gas NaturalのSabine Passプロジェクトに投入される予定です。
今回進水したLNG船は、全長296.9m、幅48.7m。新パナマ運河や多様化するLNGマーケットに対応する最新鋭のLNG船です。2008年から2010年までに竣工した実績船3隻と比べCargo Capacityを大幅に拡大、カーゴコンテイメントシステムにはGTT MarkⅢFlexを採用し、再液化装置を備えることで運航のフレキシビリティも確保致しました。主機関には高効率のFuel Gas Supply Systemを備えたME-GIエンジン(天然ガスを燃料とした低速ディーゼル機関)を採用し、実績船のスチームタービン船に比べ大幅な燃費改善を達成します。
今後ますます多様化するLNGトレードに柔軟に対応し、高品質で環境にも優しく、乗組員の方にも評価頂けるLNG船を目指して、当社は引き続き建造に取り組んで参ります。