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寄贈プロペラ設置工事の地鎮祭を執り行いました

この度、弊社はコンテナ運搬船のプロペラを愛媛県に寄贈することとなりました。弊社は1901年(明治34年)今治の地で造船業を創業して以来、今年で112年を迎え、1955年(昭和30年)に鋼船の建造を開始して、昨年で今治造船グループ通算2000隻の建造を達成することができました。このように永年に亘り造船一筋、船づくりを続けてこられたのは、地元の船主様はじめお取引関係各社各位のご支援の賜物であり心から感謝いたしております。この地元への感謝と海運造船はじめ海事産業並びに海事都市今治の末永い繁栄を願って、弊社のグループ会社である幸陽船渠株式会社で2008年に建造した世界最大級の8,100個積みコンテナ運搬船シリーズ船に搭載されているものと同型のプロペラを寄贈することといたしました。

1月17日、設置予定地となる今治市公会堂前の愛媛県が管理する緑地帯にて、愛媛県東予地方局羽藤環今治支局長や菅良二今治市長、今治商工会議所川上昭一副会頭、施工者のりんかい日産建設株式会社田和俊介四国支店長、弊社檜垣俊幸会長など関係者約20名が出席して厳かに地鎮祭が執り行われました。檜垣会長とりんかい日産建設田和四国支店長が「エイ!、エイ!、エイ!」と力強く鍬入れを行い、出席者が玉串を奉奠して工事の安全と無事の完成を祈願しました。

檜垣会長が「このプロペラが世界に羽ばたく海事都市今治の象徴となり、海運造船、タオル、繊維をはじめ地域の産業など今治市全体がうまく回っていきますように。」と挨拶されました。

プロペラ設置工事は3月末に完成予定。全高10m余りの巨大なモニュメントは圧巻の見応えとなるでしょう。このプロペラが、来島海峡大橋をはじめ瀬戸内の美しい島々を結ぶしまなみ海道と共に、新たな観光スポットとなることを期待しています。

檜垣俊幸会長による鍬入れ
檜垣俊幸会長による鍬入れ
東予地方局羽藤環今治支局長による玉串奉奠
東予地方局羽藤環今治支局長による玉串奉奠
プロペラの要目使用船舶の要目
直 径9m 6翼船種船型8,100個積みコンテナ運搬船
重 量約93トン全 長320.37m
材 質ニッケルアルミブロンズ製型 幅46.00m
製 作三菱重工業株式会社型 深24.90m