今治造船株式会社は、5月28日(月)に三菱重工業株式会社殿(以下、三菱重工)とコンテナ船に関する技術提携協定を締結しました。
今回の技術提携協定は、あらゆるコンテナ船を対象に積載能力や推進機関等の制限を設けず、提携期間は2012年06月01日から3年間とし、期間延長も可能としています。
近年、コンテナ船商談において性能競争が激化する中、優れた技術力と豊富な建造実績を持つ三菱重工と技術提携することにより、次の時代に向けた省エネ船舶の共同開発・設計を行い、船主殿からのニーズに柔軟に対応しながら商談獲得を目指し、この大競争時代を勝ち抜いていきます。
弊社は昨年、創業110周年を迎え、また今月には、1956年の鋼船第1船から半世紀余りで今治造船グループとして2,000隻建造を達成しました。またコンテナ船分野においては、今治本社、丸亀、幸陽他にて大型コンテナ船から小型コンテナ船まで幅広い船型を開発、既に200隻を超える建造実績があります。
長引く円高の下、国内造船業の建造シェアが低下する中、長年培ってきた建造経験と多種多様な船型建造能力を持つ弊社とエンジニアリング分野で高い競争力を持つ三菱重工がコンテナ船分野において、より良い船型の共同開発及び国際競争力強化に努め、韓国・中国勢に負けぬよう積極的に商談獲得を目指していきます。