環境マネジメントシステムに関する国際規格「ISO14001」を当社西条工場が取得し、12月9日、同工場で認証授与式が行われました。役員や各職場の環境推進員ら約50人が見守る中、ISO14001認証の確認審査にあたった一般財団法人・日本海事協会の冨士原康一副会長から、檜垣幸人社長に認証証書が授与されました。
認証証書の授与に先立ち、檜垣社長が「認証までの1年半にわたる社員のがんばりにお礼を申し上げたい。当工場は21世紀の工場を目指し、日本で最大の工場になるよう全力を尽くし、操業から11年半で91隻を建造してきました。引き続き環境に優しく低燃費の船を造ることで、他との差別化を図っていき、今後とも設計の技術と現場の技量を両輪にして、今回のISO14001認証を機に、さらに品質向上に努めてまいります」と挨拶しました。
西条工場では、操業によって生じる環境への影響を持続的に改善するシステムの構築と、継続的に改善を図るPDCAサイクルに取り組み、環境への負荷の軽減や有益な環境への影響の増大、組織の環境経営を進展させることを目的に、昨年8月、日高工場長を委員長にしたISO14001事務局を開設しました。その後、導入セミナーの開催や環境委員や環境推進委員の任命、週4回の環境側面の洗い出し、環境宣言の制定、内部監査、第一段階審査などを経て、11月18日、日本海事協会の品質委員会で承認を受け、初回登録を完了しました。
日高工場長は「今回の認証がゴールではなく、スタートに立ったと考えています。これからも環境への負荷軽減を図っていきたい」と話していました。