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西条工場が地元自治会と合同で市総合防災訓練に参加

当社西条工場が2011年1月、地元・玉津連合自治会と締結した「災害に強いまちづくり応援協定」に基づく活動の一環として、西条市立西条東中学校運動場で12月4日に開かれた玉津・飯岡両地区を対象とした西条市総合防災訓練に初めて、社員10人が参加しました。

今回の訓練には、西条工場工作グループの各チームから選抜された社員が、連合自治会(自主防災会)の人たちや小中学生、防災士ら約600人と合同で各種の訓練に取り組みました。参加した皆さんは4班に分かれ、倒壊した建物や家具の下敷きになった人を各公民館に備え付けている災害救助工具セットを使って助け出す「救出搬送訓練」や負傷者への手当ての方法や三角巾の作り方を学び、毛布の端を丸めて担架を作ったりする「応急救護訓練」を実際に行ったり、消火器で火元の的を倒す「初期消火訓練」や土のう作りを体験していました。

地域の企業と周辺自治会との防災協定締結は全国的に珍しく、災害発生時の救出・救護・復旧活動などの取り組みのほか、防災訓練や災害に関する研修などへの参加を盛り込んでいます。閉会式の講評で伊藤宏太郎市長は「今治造船と自治会との防災協定締結は、企業と周辺住民が連携した初めての試みとして全国に発信するとともに、西条市が地域全体で『災害に強いまちづくり』を進めていることをアピールできました」と評評価されました。

初めて訓練に参加した西条工場の社員も、笑顔で子どもたちや地域の人たちと会話を交わしたり、真剣な表情で訓練に取り組んでいました。

訓練に参加した西条工場社員10名
訓練に参加した西条工場社員10名
身近にある器具等を利用して負傷者を救出する救出搬送訓練
身近にある器具等を利用して負傷者を救出する救出搬送訓練
消火器を使った初期消火訓練
消火器を使った初期消火訓練
堤防決壊等に備えて土のう作りを体験する参加者
堤防決壊等に備えて土のう作りを体験する参加者