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新3万7千トン重量型ばら積み運搬船が竣工

10月8日(金)、当社今治本社工場にて、I.M.S. MARITIME S.A.殿向け37,300載貨重量トンばら積み運搬船M/V. “NORD IMABARI”の命名受渡式が盛大に執り行なわれました。

本船は、今治造船グループのスモールハンディ型として新開発した37型ばら積み運搬船の第1番船です。「今治のニッパチ」の愛称で国内外の船主殿に高い評価を得ている28型ばら積み運搬船に続いて、船主殿等に取って使い勝手の良い船型を目指して開発しました。

本船の特色は、下記の通りです。
・ボックス形状にトップサイドタンクを付加した船倉(船に貨物を積載する区画)を採用、付加価値の高い鋼管・鋼板等の製品輸送の効率化に配慮しながら、トップサイドタンクを活かし穀物輸送にも適応
・ハンディクラスでは最大となる20m超のハッチ開口幅を採用し荷役効率の向上にも配慮
・省エネ設備としてハイブリッドフィンを採用し、スモールハンディ型では最高レベルの燃費性能を実現
・F.O.シフターを採用し、貨物へのヒートダメージ対策を実施

新開発の37型ばら積み運搬船は、国内及び海外船主殿から40隻を超える受注を既に獲得しており、今後は、世界の船主殿、オペレーター殿に親しまれる船型として育つことを期待しています。

M/V. “NORD IMABARI”が船主殿をはじめとする関係者の期待に応え、世界中の海で活躍することを願っています。

本船の要目は、下記の通りです。

全長179.97m
型幅29.80m
型深さ15.00m
総トン数23,264
載荷重量38,271MT
主機関
B&W 6S46MC-C (Mark7)
M/V."NORD IMABARI"全景
M/V.”NORD IMABARI”全景
本船の誕生を祝っての記念撮影
本船の誕生を祝っての記念撮影