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第10回石鎚山お山開き登山

西日本の最高峰・石鎚山で7月5日(月)、当社恒例のお山開き登山が行なわれました。2000年に西条工場の有志が始めたもので、翌年には檜垣俊幸会長も参加され、2002年からは檜垣社長を中心に、社員やグループ各社の関係者、商社や銀行などの皆さんも加わりグループ各社の安全と社業の発展を祈願して毎年、霊峰への登山を続けており、今年も55人が参加しました。

標高1,982mの石鎚山は、古くから修験者が修行した7霊山の一つで、毎年7月1日から10日まで、石鎚山の神様が故郷の森に里帰りする〈お山開き〉を兼ねた夏季大祭が開かれ、信者が「仁」「智」「勇」の御神像3柱を担いで成就社(標高1,450m)から頂上まで登り、7月10日になると元の成就社に納められます。

今年は当日の天気が心配されましたが、登山を始める頃には雨も止み、山登りには快適な気温となりました。参加者は成就社で安全祈願を行った後、それぞれのペースで登山を開始。汗だくになり、いくら登っても登っても減らない残りの距離に、心が折れそうになりながら山頂を目指しました。体力に自信のある人は途中の岩場に取り付けられ、石鎚登山の象徴でもある鎖場に挑んでいました。ようやくたどりついた山頂付近は少し肌寒く感じましたが、それが熱くなった体に心地よく、心が洗われたような気分になりました。

頂上社でグループ各社の安全、社業発展の祈願を行ない、3体の御神体を参拝。それぞれの御神体を背中に押し当てて厄払いをしていただきました。昼食をとるなどして疲れた体を癒し、思い思いのペースで再び成就社をめざしました。下山は、膝に負担がかかったり、地面が濡れていて滑ったりするなど、行きとは違った苦痛を味わいながら成就社へ向かって下りました。最後の坂を上りきると、やっと到着です。

参加した人たちの表情からは、疲労の色とともに、すがすがしさを感じ取ることができました。最後に全員が成就社の前に並び、再びグループ各社の安全と社業の発展を祈願して帰路につきました。

雨模様の中成就社へ向かう
雨模様の中成就社へ向かう
社の前で記念撮影
社の前で記念撮影