今治造船陸上競技部の中野真実さん（丸亀総務）が18日、高松市の屋島陸上競技場で開かれた陸上競技の屋島カーニバル女子棒高跳びに出場。4メートル15の大会新記録で今季初の屋外での競技会を制し、8月の世界選手権（ドイツ・ベルリン）に向けて好スタートを切りました。
中野選手は大会3日前の練習でポールが折れ、左手に切り傷を負いましたが、4メートルの高さを１回でクリアするなど不安を一掃する跳躍を見せ、自身の持つ大会記録を7年ぶりに更新。昨年のベスト記録も5センチ上回りました。
負傷というアクシデントに若干の不安を抱えて臨んだ大会で出した好記録。4メートル25は惜しくも失敗しましたが、シーズン当初の跳躍には手応えを感じた様子で、「今季は面白い勝負ができそうです。助走の安定度を高めるなど、試合での反省点を次に生かしたい。」と明るい表情で話していました。
世界選手権の標準記録は4メートル35。関西実業団選手権などを経て、6月25日から4日間、広島市の広島ビッグアーチで開かれる日本選手権での優勝と、標準記録の突破を目標にしています。技術面や体力面で安定度を高めた今シーズンの中野選手に温かい声援をお願いします。
四国新聞：
http://www.shikoku-np.co.jp/sports/local/article.aspx?id=20090419000079