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第4回造船技術センター開講式

去る4月10日(木)、第4回今治地域造船技術センター開講式が今治市内の公民館にてとり行われました。

今治地域造船技術センターは、急速に造船技術者の高齢化が進む昨今において、その対応策として、今治市の造船関連企業が共同で、造船関係業務の未経験者を対象とした現場工事の技術向上を目指した訓練施設として、2004年に設立されました。

今年、設立4年目を迎えた今治地域造船技術センターでは、受講生は4月から6月までの開講期間中、協力各社から派遣される総勢35名のベテラン講師の貴重な経験に基づく座学や実習を受けて、技術の習得と知識の向上を目的として課題に取り組んで行きます。今年の受講者数は今治市内の造船関連企業、16社、総勢134名となっております。

高年齢化による労働力の低下及び団塊世代の退職に伴い、培ってきた高度な技術が伝えられないという問題が、“船造り”の根幹を揺るがそうとしています。今回、受講生を送り出す当社としても、今治地域の造船所の一員として、受講者がここで高度な技術を習得することによって「海事都市今治」を支える技術力を、次世代に受け継ぐことを期待しています。

造船技術センターの受講生達
檜垣議長の挨拶(今治造船 檜垣巧副社長)