今治造船株式会社(本社:愛媛県今治市、代表取締役社長:檜垣 幸人、以下「今治造船」)は、13 Mari Ltd.(本社:米国、CEO:Krassimir Fotev氏、以下「13 Mari社」)へ出資しました。
13 Mari社は推進性能を向上させることで燃費の改善につなげるというコンセプトの下、船体に付けるウロコ型の水流改善装置(注1)の開発を行っております。今回の出資で13 Mari社における研究開発を更に促進させるとともに、同社との関係を深化させてまいります。
日本シップヤード株式会社(以下「日本シップヤード」(注2))が開発・設計した船型でのウロコに関する研究開発全般およびウロコ装着後の性能評価などは、日本シップヤードが13 Mari社に協力し、今まで培ってきた知見を結集させることで、様々な船型における次世代省エネ装置として実用化を目指します。
当社は海事産業におけるGHG排出量削減に向け、従業員が夢を持って船の設計・研究開発に邁進できるよう今後もこのような新技術を積極的に取り入れてまいります。
(注1)船が航行する際、船体に装着したウロコ型の突起物が小さな渦を発生させることで、抵抗増大の原因となる大きな渦を打ち消し、推進性能の向上を図る省エネ装置。
(注2)LNG船を除くすべての一般商船・海洋浮体構造物の設計と販売を担う、今治造船とジャパン マリンユナイテッド株式会社が設立した合弁会社。