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令和5年 檜垣社長年頭のご挨拶

新年あけましておめでとうございます。

2023年の新春を健やかにお迎えのこととお慶び申し上げます。

旧年中は皆様方には多大なるご支援を賜りましたこと、心より厚く御礼申し上げます。

さて昨年も新型コロナウィルス感染症への対策に悩まされた一年間でしたが、世界情勢を振り返りますと、2月のロシアによるウクライナ侵攻を皮切りに、世界的な物流形態の変化やエネルギー危機、またインフレによる消費の冷え込みなど景気後退が懸念されはじめ、海運マーケットも様々な影響を受けて参りました。現在、タンカー市況は堅調に推移しているものの、バルカー、コンテナ船マーケットは夏以降軟化し変化の兆しが見え始めています。また、為替が年初の1ドル115円から円安が進み、昨年10月には151円を記録、年平均131円台と記録的な円安水準となった一年でもありました。

造船業界においては、中国、韓国造船所がLNG船やメガコンテナ船を大量受注し、日本国内ヤードも中小型バルカーを中心に受注を重ねて参りましたが、鋼材をはじめとする資機材価格の高騰、用船市況の下落観測が見え始め、新造船市況は様子見の姿勢が強まっているのが現状です。

そのような環境下、我々今治造船グループでは、昨年、各種サイズのバルカーと、フィーダーから11,000個積みコンテナ船、チップ船、MRタンカー、RORO船、VLCCを建造し、合計62隻、334万総トンの新造船をお引き渡しすることができました。これもひとえにお取引先皆様からの温かいご支援とご協力の賜物でございます。改めまして厚く御礼申し上げます。

我々今治造船グループでは、関心が高まる環境規制への対応として、カーボンニュートラルに向けた代替燃料への転換や規則に適した船型の研究開発が求められる状況下、アンモニアやメタノール燃料船など次世代環境船の計画設計を進めています。その環境対応の一環として、LNG二元燃料船の建造に向けて、西多度津事業部にてLNG燃料タンクの内製化に着手しました。また24,000個積み大型コンテナ船など高付加価値船の建造が始まっています。

このように、新たなステージへ挑戦し続け、様々な可能性を追求することが、海外勢との過酷な競争に勝ち残り、更なる「飛躍」への道筋になるものと確信しています。いついかなる時でも「安全第一」を心掛けるとともに、「造船一筋」の基本姿勢のもと、お取引先皆様のご期待に添えるよう「よりよい船造り」を心掛けて参りますので、引き続き温かいご支援、ご協力を賜りますよう、何卒宜しくお願い申し上げます。

本年が、皆様方にとりまして、実り多きより良い一年となりますことを心よりお祈り申し上げ、新年のご挨拶を申し上げます。