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日立造船による舶用原動機事業の新会社設立および新会社への今治造船の資本参加に関する基本合意書を締結

今治造船株式会社
日立造船株式会社

今治造船株式会社(愛媛県今治市、代表取締役社⻑︓檜垣 幸人、以下、今治造船)と日⽴造船株式会社(大阪府大阪市、取締役社⻑兼CEO︓三野 禎男、以下、日⽴造船)は、このほど、日⽴造船が舶用原動機事業を分社化して新設する新会社に、今治造船が35%の資本参加をすることに関する基本合意書を締結しました。

日⽴造船は、1940 年より舶用原動機事業を開始し、舶用原動機における世界の二大ブランドメーカーであるMAN Energy Solutions 社(ドイツ)とWinterthur Gas & Diesel 社(スイス)の国内唯一のダブルライセンシーとして、国内外の造船会社向けに累計約4,285 万⾺⼒、約2,975 台を製造してきました。

今治造船グループは、1901 年創業の国内最大⼿の造船専業メーカーであり、環境に配慮した多種多様な船舶を建造しています。瀬⼾内を中⼼に国内10 工場を有し、世界シェアもトップクラス、19 年連続の建造量日本一位であり、創業以来2,800 隻以上の建造実績があります。

今治造船が⼿がける造船事業ならびに日⽴造船が⼿がける舶用原動機事業においては、国内外での競争激化や鋼材等資源価格の変動といった厳しい事業環境にさらされており、また、カーボンニュートラルに向けた舶用原動機の燃料転換やゼロエミッション船開発等、期待される技術⽔準は近年ますます⾼まっています。
本基本合意による取り組みは、今治造船および日⽴造船双⽅にとって、舶用原動機の安定的な供給・調達を実現するものであり、取引強化や資材調達の最適化によるコスト低減を通じた収益性向上、開発体制の強化を実現することで、今治造船および日⽴造船の企業価値の持続的な向上を目指します。

新会社の概要は次のとおりです。

  1. 社名   :未定
  2. 設立日  :未定
  3. 事業開始 :2023年4月(予定)
  4. 資本金  :未定
  5. 出資比率 :日立造船65%、今治造船35%
  6. 所在地  :未定
  7. 代表者  :日立造船が指名した取締役の1名を代表取締役とする。
  8. 事業内容 :舶用原動機の製造およびアフターサービス事業

なお、本取引につきましては、競争法をはじめとした法令上必要なクリアランス・許認可等の取得が完了することを前提としております。

本件お問合せ先: 経営企画本部 経営企画室(TEL:0898-36-5004)