ニュース

最新鋭178,000m3型LNG船が西条工場で竣工

3月27日、当社西条工場にてスペイン船社Elcano社向け最新鋭178,000m3型LNG船「CASTILLO DE MERIDA」が竣工いたしました。

本船は、全長296.9m、幅48.7m。新パナマ運河や多様化するLNGマーケットに対応する最新鋭のLNG船です。
カーゴコンテイメントシステム(CCS)にはGTT MarkⅢFlexを採用、No.1タンクにはMarkⅢFlexとしては世界初の台形タンクを採用し容積効率を高め従来タンクに比べ約4,000m3大きいタンク容積を確保致しました。
主機関にはME-GIエンジン(天然ガスを燃料とした低速ディーゼル機関)を採用、高効率のFuel Gas Supply Systemと組合せることで従来のスチームタービン船、電気推進船に比べ大幅な燃費改善を達成し、また再液化装置を備えることで運航のフレキシビリティも確保致しました。

今後本船は、スペインガス公社Gas NaturalのSabine Passプロジェクトに投入され、Elcano社の運航の下、LNG輸送に貢献していく予定となっております。

今治造船は引き続き、高品質で環境にも優しく、乗組員の方々にも高い評価を頂けるLNG船を目指して、これからも丁寧な船造りに取り組んで参ります。

178,000m3型LNG船「CASTILLO DE MERIDA」
178,000m3型LNG船「CASTILLO DE MERIDA」