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今治造船グループ社員が陸前高田などで被災地ボランティア

未曾有の被害を出した東日本大震災。その被災地・岩手県陸前高田市などで、今治造船グループの社員が6月10日から26日まで、10人ずつの4グループに分かれ、ガレキ撤去などボランティア活動に取り組みました。引き続き27日から次の4グループがボランティアに参加しており、7月13日まで10人ずつの4グループが交代で活動を続けています。

10日から岩手県入りした第一陣には、今治、丸亀、西条工場の6人と幸陽船渠、新笠戸ドックの4人が参加。後方支援災害ボランティア拠点となっている内陸部の遠野市にあるNPO法人「遠野まごころネット」の活動に参加しました。

陸前高田は市全体の約8割が津波で水没し、875人もの犠牲者が出ました。市内を縦断するJR大船渡線はレールが線路から垂れ下がり、敷き詰めていたバラスが流されて枕木だけが残り、両側には民家から流された柱や梁、家具、衣類が散乱していました。社員たちは、大船渡線沿いを中心に線路のガレキやゴミの片付け、側溝に溜まった石や泥出し等の作業を行いました。

現地には、14日から18日まで第二陣、18日から22日まで第三陣、22日から26日までは第四陣が被災地に向かいました。移動日を除くと実質的な災害ボランティアとしての活動は3日間です。各班には3工場と幸陽船渠、新笠戸ドックの社員に加え、岩城造船、しまなみ造船、あいえす造船の社員も参加しました。

弊社としましては、被災地の一日も早い復興を心からお祈りするとともに、今後も被災者の救援および被災地の復興のお役にたてるよう、グループを挙げて支援して参ります。

JR大船渡線の線路上で活動する社員
JR大船渡線の線路上で活動する社員
家具やごみなどが積み上げられた空き地で作業する社員
家具やごみなどが積み上げられた空き地で作業する社員